【これってうつ?】種類別で知るうつ病の症状と原因・治療法

【これってうつ?】
種類別で知るうつ病の症状と原因・治療法

こんにちわ、あさがお不動産の早川です。当店は開業当時からシングルマザーや福祉の方々のお部屋探しにも注力してきました。

お客様の多くはDVで避難された女性や、シングルマザーの方、傷病で就労できず生活保護を受けている方がほとんどになります。

昨今、仲介業務をする上で貸主様から「精神的な病をお持ちの方は断ってください。」と言う声が多くなってきたと実感することがあります。

当然、物件所有者である貸主様のご判断ですから、仲介会社(管理会社)の我々は何も言うことができないのです。

そこで今回は、気分障害の一つでもある「うつ病」について、病種・症状・原因・治療法について解説しました。

病気にかからない対策や患者との向き合い方を多くの方にご理解頂ければと思います。

近年うつ病患者が増加

「うつ病」についてどのようなイメージを持っているでしょうか?

一昔前と比較すると、うつ病の患者数は増加していると言われます。

これはうつ病自体が世の中で認知され、受診する人が増えているとも考えられていますが、まだまだうつ病の深刻さは知られておらず、心が弱いと馬鹿にする人さえもいます。

うつ病かもしれないと悩む家族や自分自身を守るためにも、うつ病がどのようなものなのか理解することが重要です。

うつ病とは

うつ病と診断される多くの人は、気分障害として時々、悲しみや落ち込みを感じます。臨床的に診断のつくうつ病の症状は、ストレスを感じる以上に深いものです。

うつ病の原因、種類や症状によって、治療方法も異なります。

うつ病の原因

うつ病は非常に複雑な病気です。何が原因かを特定するのは難しく、さまざまな原因で発生する可能性があります。

ある人は、重大な病気の間にうつ病を経験し、またある人は、転居や環境の変化や、家族や大切な人の死などをきっかけにうつ病になることもあります。

家族歴として遺伝でうつ病になりやすい人もいます。これらの要因が脳内の化学物質の変化をあたえ、うつ病を引きを超すと言われております。

うつ病リスクを高める主な要因

・人間関係や個人的な葛藤
・大切な人の死や、喪失
・家族歴
・人生の転換期
・日常的な暴力、いじめなど
・その他の精神疾患
・重大な病気
・薬物やアルコールの乱用
・イソトレリノイン、抗ウイルス薬のインターフェロンアルファ、コルチコステロイドなどの特定の薬

うつ病チェックリスト

どんな病気でも、なるべく早くその症状に気づくことが最も大事な事です。特にうつ病は一般的な健康状態ではわかりません。

少しでもおかしいな、不安だなと思ったら定期的にチェックすることをお勧めします。

ここでは2週間以内に次のようなことがあったかどうか、9つの質問で簡単なチェックをしてみましょう。

いつもある・・・・・・・3点
ほとんどいつもある・・・2点
たまにある・・・・・・・1点
全くない・・・・・・・・0点

1.家事や仕事、勉強など毎日やらなければならないことが集中しにくい。

2.生活に楽しみがない、またはこれからも楽しめる気がしない。

3.どんなことに対しても無気力、やる気が起きない。

4.極度に食べ過ぎたり、食欲が落ちたりしている。

5.緊張感で満たされている、また環状があまりない。

6.寝坊や寝不足で悩んでいる。

7.自分に対して厳しく、自分自身を極度に批判することがある。

8.なんとなく気が晴れない、気が沈んでいる。9.自分を傷つけたり自殺を考えたりする。

0~4点・・・リスクが非常に低い
5~9点・・・リスクが低い
10~14点・・中程度のリスクがある
15~19点・・リスクが高い
20~27点・・重大なリスク

中程度以上の結果が出た人は、毎日を過ごすことが辛く、日常生活でも支障が出ているかもしれません。

うつ病の種類・症状と治療法

一時的な喪失感や悲しみや落ち込みは誰にでもあることですが、うつ病と診断されるものには種類があります。

その症状や治療法は様々で。うつ病の治療は、症状や種類を見極めることがとても重要ですから、専門の医師への相談が必ず必要になります。(治療法の詳細は後述)

大うつ病

大うつ病は、多くの人がイメージするうつ病かもしれません。大うつ病では、次のような症状が毎日のように2週間以上続きます。

トークセラピーなどの心理療法や、抗うつ薬と呼ばれる薬も有効です。

・関心、興味や喜びが無い
・体重が減量または増量
・日中に眠ってしまう、または常に眠くなりにくい
・落ち着きがなく、興奮する、またはとても鈍く心身ともに怠い
・疲れていて元気がない
・自分自身が価値が無い、または罪悪感を感じる
・集中力や、意思決定が難しい
・自殺を考える

双極性障害

躁うつ病といわれる双極性障害は、大うつ病の落ち込みや無関心などに加え、気分が高揚する両極端の症状を持ちます。

落ち込みから極端に高く気分が変わったり、反対にハイテンションから落ち込みすぎるとエネルギーが必要になるため、その気分のムラを抑えるために精神安定薬を提案する場合もあります。

また、自身や家族をサポートするためには心理療法も役立ちます。

季節性情動障害

日が短くなり日光がだんだんと少なくなる冬の間に、最も多く発生する大うつ病が季節性情動障害です。日が長くなり、日光が多く射す春や夏にはなりにくいうつ病のひとつです。

季節性情動障害には、抗うつ薬が有効です。また、日光の代わりとして光線治療も有効といわれています。

女性だけのうつ病(産後うつ)

女性だけに起こるうつ病として、周産期(産後)うつ病があります。出産前後、数週間から数ヶ月の間に大うつ病を患います。周産期(産後)うつ病にも抗うつ剤が有効です。

しかし、投薬で授乳をやめなくてはいけないなどを考え、受診しない女性が多く症状を悪化させてしまうケースも少なくありません。

出産経験者の10%~15%もの女性がこの時期にうつ病を経験しています。

・気分のむら
・過敏性
・不安
・集中力の低下、倦怠感
・食欲や睡眠習慣の変化
・プレッシャーを感じる

その他のうつ症状

自分自身でも気づきにくくうつ病とは診断されるほどではないけれども、うつ症状に苦しんでいる人は多いでしょう。

状況的うつ病

状況的うつ病とは、精神学的な言葉ではありませんが、家族の死、離婚、失業など、人生でストレスの多い出来事が起こると、疲れ果てて気分が落ち込んでしまうことがあります。

単なるストレスといわれるかもしれません。このようなストレスの多い状況に発生するうつ症状を乗り越えるためには、心理療法が役立つことが良くあります。

非定型うつ病

非定型うつ病は、うつ病の典型的な持続的な落ち込みとは異なります。気分の落ち込みはするものの楽しいことがあると気分がよくなり、また悪いことが起きると落ち込みが強く出ます。

一見して気分が極端に振り切る躁うつ病に似ていますが、非定型うつ病はそこまで極端ではなく、出来事に左右される傾向があります。

次の症状が2週間以上ある場合は非定型うつ病かもしれません。

・食欲増進
・いつもより寝ている
・腕や足が以上に重い
・他人の批判に過敏

薬以外のうつ病治療法

うつ病の原因や種類の説明でもお話したように、うつ病は様々な要因が絡む複雑な病気です。

うつ病を治すためには症状に早く気づき、その症状に合った方法で治療していく必要があります。

症状が深刻で無ければ、薬さえも必要ない場合も。早い段階で心療内科の医師に相談し、適切な治療を受けられるようにしましょう。

認知行動療法

物事をポジティブかネガティブにとらえるかで見た場合、うつ病ではネガティブにとらえて落ち込みます。

認知行動法ではストレスに気づいて問題を整理する訓練や、社会生活を振り返りながらこころが軽くなる活動や場面を増やす等、認知の方向を訓練し、うつを軽減させます。

心理療法

専門医のトークセラピーといわれる心理療法は、うつ病に効果的な治療法です。重度のうつ症状がある場合は、薬と併用し効果が期待されます。

妊娠中や授乳期間の女性や、持病の薬と飲み合わせを心配しているなど、薬を避けたい人にはまず心理療法をおすすめします。

力動的(精神分析的)精神療法

力動的精神療法は、患者が気付いていないかもしれない感情を含む、感情の探求を助けるようにプログラムされることが多いです。

過去と現在の繋がりを理解することで、過去の経験に左右されず、現在の要求や必要に基づいて判断することができるようになります。

磁気刺激療法

薬物治療でうつ病の症状が改善されない、他の治療に反応しなかった大うつ病を治療することができます。

以前の電気ショックのような副作用が無いうえに、短期間での効果がみられ保険適応。薬は避けたい人、将来の妊娠を考える女性や、授乳中の女性にもおすすめです。

対人関係療法

対人関係療法は、うつ病の短期的かつ集中的な治療法です。青年期のうつ病の治療に効果があるとされており、特に子どものうつ病の治療として薦められています。

さいごに

原因がどのようなものであれ、うつ病の治療は症状に気づくことから始まり、症状にあった適切な治療を受けることが重要です。

他の病気のように出血したり、痛みが強く出たりという症状がない分、深刻な状況になりやすいです。目に見えない病気だからといって、一人で解決できるものではありません。

「これってうつ病かな?」と思ったら専門医に相談しましょう。

いかがだったでしょうか。当店では一般的な不動産業務の他にあらゆる病気や症状の教養をつけ、福祉的な取り組みを続けていきたいと思います。

誰も信用できなくてお部屋探しに不安を抱える方、転居方法にお困りの方は、ぜひあさがお不動産にご相談ください。

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